ActcastOS 4 と ActcastOS 3 サポート期限のご案内

平素より Actcast をご利用頂きありがとうございます。
ActcastOS 4 のリリースと ActcastOS 3 のサポート期限についてご案内いたします。

ActcastOS 4 の新機能

ActcastOS 4 では主に以下の新機能が追加されました。

• Raspberry Pi 5 への対応
  • 既存のサポートデバイスに加えて Raspberry Pi 5 へ対応しました。
• 64bit 対応
  • OS が 64bit 化され、4GB 以上のメモリ空間を利用できるようになりました。
• アプリ開発機能の強化と Actsim の廃止
  • ActcastOS 4 向けの Actsim(アプリ開発専用の OS イメージ)は提供されず、ActcastOS 4 本体に開発機能が統合されました。
  • 開発モードを有効にすることで、ActcastOS 上で直接アプリの開発・デバッグが可能になります。
  • ActcastOS 4 向けのアプリ開発については こちら をご確認ください。

ActcastOS 3 サポート期限

Actcast OS 3 のサポートを 2026 年 12 月 31 日に終了することを併せてお知らせいたします。

ActcastOS のバージョンとサポートスケジュールは以下の通りです。

OS	バージョン	リリース日	サポート終了日
ActcastOS 3	3.x.y	2024 年 11 月	2026 年 12 月 31 日
ActcastOS 4	4.x.y	2025 年 9 月	未定

ActcastOS 4 の注意点

• VideoCore / ai cast への対応は 2025 年 12 月を予定しております。
  • 対応されるまで ActcastOS 4 は VideoCore を使用 または ai cast 向けアプリケーションの実行・開発には利用できません。
• ActcastOS 3 からの移行機能の提供は 2026 年 6 月を予定しております。
  • 移行機能が提供されるまでは、新規にデバイスをセットアップする場合にのみ ActcastOS 4 を利用できます。

ActcastOS 4 向けアプリ開発

ActcastOS 4 向けアプリの主な変更点は以下の通りです。

• .actdk/setting.json の　target_types に raspberrypi-bookworm を指定する必要があります。
• CSI カメラを利用する場合、既存の unicam_isp_capture.UnicamIspCapture は利用できません。代わりに libcamera_capture.LibcameraCapture を利用してください。
• インストールされるバイナリパッケージは全て 64bit になります。

ActcastOS 4 向けアプリ開発には以下の実装を参照してください。

• libcamera: CSI カメラアプリ
• usbcamera: USB カメラアプリ

ActcastOS 4 の利用方法

ActcastOS 4 を利用するには、デバイスのセットアップ時に OS イメージとして ActcastOS 4 を選択してください。
デバイスセットアップの詳細については デバイスのセットアップ をご覧ください。