ローカルデバイス上でのアプリケーションテスト
重要
アプリのパフォーマンス調査については actdk upload 後に Actcast からインストールして確認してください。
ActDK を用いたアプリケーション実行では、深層学習モデルは高速化されません。
前ステップでセットアップしたデバイスを用いてアプリケーションをテストします。
確認用 Raspberry Pi の登録
次のコマンドにより、テスト用の Raspberry Pi を登録します。
$ actdk remote add <IDENTIFIER_YOU_LIKE>@<REMOTE><IDENTIFIER_YOU_LIKE>- Raspberry Pi を区別する任意の名称
<REMOTE>- 作業用に用いるマシンからアクセス可能なホスト名あるいは IP アドレス
アプリケーションのビルド
次のコマンドにより、Actcast アプリケーションをビルドします。 このコマンドでは確認用 Raspberry Pi 上でアプリケーションをビルドします。
$ actdk build <IDENTIFIER_YOU_LIKE><IDENTIFIER_YOU_LIKE>- 上記の
actdk remote addコマンドで指定した識別子
- 上記の
詳細はActdk のマニュアルをご覧下さい。
アプリケーションの動作確認
動作確認は次の手順で行います。
まずアプリケーションの実行時設定ファイルである act_settings.json を以下のコマンドにより作成します。動作確認を行いたい設定値を入力してください。
$ actdk generate act-settings次に作成したアプリケーションの Raspberry Pi 上での動作確認を以下のコマンドにより行います。 アプリケーションがディスプレイ出力に対応していて、その設定が有効なら Raspberry Pi をディスプレイに接続したときにディスプレイに映像が表示されます。
$ actdk run -a <IDENTIFIER_YOU_LIKE>-aにより作成した Actcast アプリケーションの標準出力が作業用 PC の端末に表示されます。
-aを付けない場合、アプリケーションの標準出力を受け取らずコマンドの処理を終了しますが、Raspberry Pi 上では処理が継続されます。
actsim 上で Take Photo 機能を試したい場合は、以下のコマンドを実行することで data URL 形式の画像を取得できます。
$ actdk photo終了させたいときにはactdk stopにより Raspberry Pi 上で動作するアプリケーションを終了させます。
$ actdk stop <IDENTIFIER_YOU_LIKE>メモ
actdk run を実行する際に exec user process caused "exec format error" とエラーが出力される場合、以下のことを確認ください。
- スクリプト言語を用いて開発する場合、shebang が正しく挿入されているか確認ください。
Python では ファイルの先頭に
#!/usr/bin/python3と書く必要があります - C 言語などで開発している場合、プログラムが arm32 向けにコンパイルされているか・
x86-64 環境では arm 向けの適切なクロスコンパイラ(例えば
arm-linux-gnueabihf-gcc)を用いているか確認ください
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