AWS LambdaとのCast連携
概要
AWS(Amazon Web Services)は Amazon が提供するクラウドコンピューティングサービスの総称で、その中のサービスの一つにAWS Lambda
があります。Lambda はサーバーを用意することなくコードを実行できるサービスで、イベント駆動型のアプリケーションを簡単に構築できます。Actcast の Cast 機能と連携することで、Lambda 上で様々な処理を実行することが可能です。また、Lambda を使用することで AWS 上の他の様々なクラウドリソースの呼び出しも簡潔に記述することができます。
利用コスト
詳細はAWS 公式ページをご確認ください。
連携方法
AWS アカウントが必要になります。以下の手順に従って、実行する関数を作成します。
AWS Lambda の設定
- AWS コンソールから Lambda>関数>関数の作成をクリックします。
ここでは例としてランタイムに Python3.10 を指定します
- コードソースを編集します。ここでは単純にリクエストに含まれる名前を返すコードを記述します。
import json
def lambda_handler(body, context):
# TODO implement
name = body.get("name", "World")
return {
'statusCode': 200,
'body': json.dumps(f"Hello {name}!")
}
- 設定 →URL から「関数 URL を作成」をクリックし、関数 URL を発行します。
この際、関数 URL の呼び出し権限の設定が求められます。今回は認証なし、即ちパブリックで作成します。
作成された関数 URL をコピーしておきます。
Cast 設定
actcast にログイン後、左メニューから任意のアプリケーション > Casts
を選択し、Make New Cast
ボタンをクリックしてください。
まずはトリガーを設定します。 ここでは無条件ですべてのデータを送信させるために、何も設定せずにConfigure Action
をクリックします。
続いてアクションを設定します。
Webhook
を選択し、 Webhook 用の設定画面を表示します
URL
には先ほど作成した関数のエンドポイントを入力します
Method
やHeaders
、Body
に関しては、関数内で実装した内容に応じて設定します
Finish
をクリックすると Cast が作成されます。
以上で連携作業は完了となります。
Cast について詳しい設定や仕様が知りたい場合には、Cast の項目をご確認ください。
rate limit について
アクションが Webhook である Cast はレート制限の設定を持ちます。 レート制限の設定値とは Cast の URL が指す Cast 対象サービスに対して一定期間内に送出できるリクエストの回数の上限を表します。 Act に登録されているデバイスたちがこの上限以上の Act Log を送出しようとした場合、Actcast は上限を超える分を Cast 対象サービスにリクエストすることなく破棄します。 レート制限やその解除方法についてはCast のレート制限に関する項目をご参照ください
免責
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