Actcast Writer (Ubuntu/Debian)

Actcast Writer (Ubuntu/Debian) #

このページでは Ubuntu/Debian における Actcast Writer 利用方法の一例を説明します。

事前準備 #

Actcast Writer を起動する前に次のことを確認してください。

  • SD カードは予めフォーマットされている必要があります。フォーマットの方法は補足をご覧ください。
  • SD カードがマウントされている必要があります。
    • 以下では /mnt/sd にマウントされているとして説明します。(e.g. sudo mount -t vfat /dev/sdc1 /mnt/sd)
    • dd などで OS のイメージを SD カードに書き込む場合とは異なり、Actcast Writer はこのディレクトリに対して動作に必要なファイル群を書き込みます。

起動方法 #

ダウンロードした actcast-writer.AppImage に実行権限を付与(e.g. chmod a+x ./actcast-writer.AppImage)してから起動してください。

Actcast Writer の利用 #

ここでは Actcast Writer を用いて実際に SD カードにデータを書き込む手順を説明します。

  1. Writer の画面に沿って必要なデータを入力します。各項目についての詳細は設定詳細で確認できます。
    1. Provisioning Tokenを入力します。
    2. Hostname(Prefix)を入力します。
    3. (デバイスから Wi-Fi を利用をする場合)Wi-Fiの項目を設定します。
    4. Countryを選択します。
    5. (必要な場合)Advanced settingsをクリックして必要な設定を入力します。
    • usage01
  2. インストールするTarget Driveを選択します。
    • SD カードが選択に表示されない場合、以下のことをお試しください。
      • SD カードが Writer を起動している PC から認識されているかを確認します。
      • SD カードがフォーマットされているかを確認します。
    • usage02
  3. Writeボタンをクリックします。
    • SD カードへの書き込みが始まると、以下のような画面になります。
    • usage03
  4. write successと表示されると書き込み成功です。
    • usage04
  5. アンマウントして SD カードを取り外します。
    • e.g. sudo umount /mnt/sd.

(補足) SD カードのフォーマット方法 #

fdisk あるいは gparted を使用してください。 パーティションテーブルは MBR を利用してください。

ここでは例として、 gparted を用いたフォーマットについて説明します。

  1. フォーマットしたい SD カードを確認します。以下では /dev/sdc として認識されているとして説明します。
  2. gparted を起動します(e.g. sudo gparted /dev/sdc)。
  3. 既に存在するパーティションを全て削除します。
  4. パーティションを fat32 で新規作成します。
    • sd01
  5. フォーマットを開始します。
    • sd02
  6. パーティションが次のようになっていれば成功です。
    • sd03

Actcast Writer に戻る