ActDK とは

ActDK とは #

ActDK (Actcast Software Development Kit)は Actcast アプリケーションを開発するためのコマンドラインインターフェース(CLI)です。 アプリケーションイメージの作成や動作確認のために実機の Raspberry Pi と連携し実行する仕組みをもちます。 また、Actcast とも連携します。

深層学習モデルを変換するコンパイラ機能も含みますが、開発用に提供されるものは GPU を用いた高速な実装ではなく、 CPU を用いた低速な実装への変換となります。 そのため計算結果は保たれますが速度に劣るモジュールが生成されます。 開発したビルドイメージや学習済みモデルは ActDK を使って Actcast 上にアップロードできます。 アップロードされた学習済みモデルは Actcast 上で再ビルドされ、低速な実装が本番用の高速な推論器に置き換えられた上でビルド成果物として Actcast に登録されます。 ビルド成果物はこの時点ではまだ公開されておらず、開発者のみが使えます。 その後公開申請し、審査を通過すればアプリケーションは公開され、開発者以外のユーザが使えるようになります。

ActDK はactdkという CLI ツールと actsim という Raspberry Pi イメージの 2 つの要素から構成されます。

ActDKの構成要素

Idein 提供の動作確認用イメージにおいて Raspberry Pi は HTTP サーバーとして動作します。 また ActDK は Actcast とも HTTP で通信します。 そのため社内ネットワークの状況によって通信が妨げられる可能性があります。 プロキシの設定などについてはご利用のネットワークの管理者にお問い合わせください。


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